保守主義 conservatism 2004 4 26

 私は、保守主義に近いかもしれない。
なぜならば、政府は「小さな政府」であるべきだと考えているからです。
 政府に、必要以上の権限を与えると、ろくなことにならないからです。
場合によっては、政府は、市民社会に対して、害を与えることすらあります。
 だからこそ、市民の代表を議会に送って、
議会が、政府を監視し、政府をコントロールすべきだと考えています。
これが、王権に対する、市民革命の成果だったのです。
 しかし、意外な形で、王権は復活してしまったのです。
それは、共産主義国という形をとって、王権が復活したのです。
 共産主義者たちは、「大きな政府」と「強力な政府」を作り、
結果的に、共産主義者たちは、貴族となってしまいました。
彼らは、「労働貴族」とか、「共産主義貴族」と呼ばれました。
 さらに、ソ連の書記長は、名称は書記長でしたが、
その権限や権力は、王そのものでした。
 また、共産主義国は、監視社会であり、
市民の権利が、大きく制限されました。
これは、絶対王政の社会にもありました。
つまり、王権というものが、姿を変えて、甦ってしまったのです。
 さて、現代。
現代の保守主義者たちは、結果的に、
「大きな政府」と「強力な政府」を作ってしまいました。
さらに、現代は、監視社会です。
また、政府に対する批判ができないような雰囲気があります。
これは、かつての共産主義国に似ています。
さらに、絶対王政の雰囲気にも近いのです。
 現代の保守主義者たちは、姿を変えた「王権主義者」であり、
さらに、姿を変えた「共産主義者」でもあるのです。
彼らは、結果的に、「大きな政府」と「監視社会」を作ってしまいました。












































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